中学受験Q&A 子供の行きたい中学校VS親が行って欲しいと思う中学校

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子供の志望校が突然変わったら親はどう対応すべき

小学3年生の2月に中学受験勉強をスタートした当初は子供達はまだ幼く、親が行って欲しいなと考える中学校に素直に興味を示してくれます。 しかし学年があがるにつれて子供には自立心や自主性が芽生え、小学5年生、6年生になると自分で志望校を決めるようになります。

冷静に判断できれば良いですが、まだ11歳、12歳の子供です。反抗期と重なったり、その時の気分やこだわりといった狭い視野で志望校を選んでしまうことも少なくありません。 親が思い描いていた中学校と子供が決めた志望校が大きく違って戸惑う保護者の方は多いと思います。

親子で同じ志望校に向かって勉強をすすめてきたのに、突然子供が違う志望校を変えたら親はどのような対応をとってあげたら良いのでしょうか。

先輩お母さんに体験談を語っていただきました。

娘の志望校が女子校から共学校へ突然変わった!

我が家の場合、親から見て娘は女子校向き・そして親の私も女子校に行かせたいと受験勉強を開始する当初から思っていました。 そのため、5年生で学校での女子同士のいざこざに巻き込まれて、「共学に行きたい」と子供が言ってきたときは本当に焦りました。

塾へ相談

親の考えをおしつけることは子供のタイプ上できないと思っていましたので、塾の先生にすぐに相談したところ、 娘はやはり女子校向きであること、そして「頭ごなしに否定せず、同調しつつ女子校が志望校になるように仕向けてください。」との難題を課されてしまいました。

6年時には、それまでに足を運んでいた女子校のイベントにもいきつつ、共学校の説明会やイベントにも初めて親子で参加。

中学受験Q&A 子供の行きたい中学校VS親が行って欲しいと思う中学校16

6年の夏すぎと時間はかかりましたが「頭ごなしに否定された」という印象は持たれず最終的に本人が女子校を志望校に決めました。 念のため、一校だけは親子で好印象を持った共学校を併願校に入れました。

親の意のままにはならない

子供のタイプにもよると思いますが、特に「ませた」タイプの女の子を、親の意のままに操ることは不可能です。 子供が行きたい学校を第一志望校にすることは【絶対】だと思うのですが、そこはまだ子供なので「表面的にはよく見える学校」を選択してしまうかもしれません。

親が子供に中学校のプレゼンをする

うまく大人が「子供にとっていい学校・行かせたい学校」のプレゼンをすることがカギになってくる思います。我が家では、この役目を親だけが担うことに不安がありましたので、塾にもヘルプをお願いしました。

娘は今では「女子校サイコー!」と言って帰ってきます!しめしめと思いつつ、自分で選んだ学校でなければこうはいかなかったかも…と感じています。

親の方針は変えなくて良い

高学年女子特有の人間関係がきっかけで女子校から共学校志望に変更した先輩お母さんの娘さん。 表面上は娘さんの気持ちを尊重しつつも、先輩お母さんは「娘は女子校向き」という当初の方針を変えることはありませんでした。

「共学校に行きたい」と言った娘さんも心の奥では常に「女子校」のことが気にかかっていたと思われます。 「共学校に行けば女子特有の人間関係はなくなるかもしれない」という期待感と同時に「自分は本当に女子校向きなのかを自分で確かめたい」という気持ちがあったのではないでしょうか。

子供の志望校に同調する

先輩お母さんは娘さんの気持ちが一過性であることを冷静に判断し、娘さんと一緒に「共学校」と「女子校」の両方の学校見学に行きました。娘さんは自分の気持ちが受け入れてもらえたことに安心した上で、増えた選択肢のなかから冷静な判断で「女子校」を選んだのではないでしょうか。

頭ごなしに「あなたは女子校向きに決まっているでしょ」と声掛けしていたら結果は異なっていたかもしれません。 お膳立てはしつつも最後は自分で選ばせるというのが、子供の志望校と親が行って欲しい中学校が違った時に親がとるべき対応と言えるでしょう。

まとめると次のようなポイントになります。 ①子供の志望校に親も同調する ②親の行って欲しい学校はあえて口に出さない ③通学圏内の色々な中学校の資料を請求し、見学に行く(子供の志望校、親の希望校も忘れずに)

色々な中学校の情報を集める

中学受験Q&A 子供の行きたい中学校VS親が行って欲しいと思う中学校42

特にポイント③の色々な中学校の情報を収集することは大切です。 多くの中学校の情報が蓄積されてくると11歳、12歳の子供なりに様々な比較を始めます。最初は「制服がかわいい」や「校舎が綺麗」といった視点でしょう。 次第に選択基準が明確になり最終的には自分に本当に合った中学校に辿り着くことになります。

子供の意思を尊重した結果「親から薦めたことは一度もないのに親が行って欲しいと思っていた中学校を選んでくれた」 「子供の選んだ志望校に通ってみたら子供の性格に一番向いている中学校だった」という体験談を多く聞きます。

「中学図鑑」には多くの中学校の情報を検索・比較できる機能がありますので、ぜひ活用してみてください。

◆偏差値や併願校、大学合格実績から中学校を探す⇒https://eduzukan.jp/jhs/search/schools

中学受験Q&A 子供の行きたい中学校VS親が行って欲しいと思う中学校51

◆気になる制服から中学校を探す⇒https://eduzukan.jp/jhs/484/article/1480

中学受験Q&A 子供の行きたい中学校VS親が行って欲しいと思う中学校54
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