受験本番まであと1か月! 直前期の過ごし方~メンタル編~

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いよいよ1月。いくら課題が山積みだとしても、時間のあった今までと違い「やれること」は限られてきます。今回のブログでは第一志望校の受験に学力・精神力のピークを持っていけるような「最後の1か月の過ごし方」についてご紹介します。

直前の冬休みの過ごし方

受験期のお正月 どうやって過ごす?

受験生の中には「塾のなかった日だけは思いっきり休んだ!」という子も。去年受験を終えた我が家は、大晦日に家族で紅白歌合戦を最初から最後まで視聴し、ダイソーなどで販売している「都道府県かるた」「歴史人物かるた」や百人一首(実際の入試にも稀に出題がある)など学びを取り入れた遊びを少しだけ行いました。この時期になると親の知識では太刀打ちできなくなりますので、子供が圧勝していい気分になれるという利点も。

子供のメンタル保持のために少しの余暇は必要ですが、朝から午後まで長時間続く志望校別特訓や冬期講習を経てせっかく身に付いた学習ペースが、そこで乱れないように注意したいものです。

最後は神頼み? 合格祈願

今年は初詣や合格祈願も自粛傾向にありますが、去年は多くのご家庭が合格祈願で神社やお寺に参拝にいかれたのではないでしょうか。

受験本番まであと1か月! 直前期の過ごし方~メンタル編~7

【首都圏の代表的な学問の神様】

・湯島天神(東京都文京区湯島)東京メトロ千代田線湯島駅より徒歩2分 ・亀戸天神社(東京都江東区亀戸)総武線亀戸駅北口より徒歩15分 ・谷保天満宮(東京都国立市谷保)南武線谷保駅から徒歩3分 ・松陰神社(東京都世田谷区若林) 東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩3分 ・荏柄天神社(神奈川県鎌倉市)JR鎌倉駅から徒歩20分 ・報徳二宮神社(神奈川県小田原市) 小田原駅から徒歩15分 ・千葉厄除け不動尊(千葉県東金市)JR千葉駅からちばフラワーバス成東駅行きで46分 ・香取神社(千葉県香取市)JR成田線 香取駅 徒歩30分 ・千葉神社(千葉県千葉市) JR千葉駅から徒歩10分

我が家は湯島天神と荏柄天神社に合格祈願に行き、荏柄天神社では第一志望校の「受験当日早朝祈祷(受験当日の朝に、事前に申し込みをした住所の方角に向かって、受験校・氏名など述べての祈祷)」も申し込みました。

中学受験生の子を持つ友人の中には、東京から日帰りで単身、大宰府天満宮まで行ったという強者も! 合格祈願はもちろん合格を確実としてくれるものではないと分かってはいるものの、親にとっても子どもにとっても「心のお守り」にはなりますね。

今年はウイルス感染症の拡大防止の観点から「ご祈祷の郵送受付」を実施している神社もあるのでチェックしてみてください。

やっておきたい入試前の健康管理

①インフルエンザワクチンの予防接種: できれば家族全員の接種をお勧めします。さらに医療機関によっては受験生の身近なところでインフルエンザを発症した人が出た際の「抗インフルエンザ薬予防投与」の取り扱いを実施しているところも。すべて実費ですが、「念には念を」と考えているご家庭は早めにリサーチをお勧めします。昨年は我が家も「リレンザ」を準備し、入試本番を迎える10日前から服用させました。

②手洗い・うがい・マスクの徹底: 多くの人が実感をしているのは「マスクや手洗いうがいの習慣のおかげか今年は風邪をひきにくい」ということ。ぜひ受験以降も細心の注意を払って継続させましょう。

③免疫力を上げる生活習慣の徹底: 免疫力を上げるのに効果的なのは、適度な運動、体を冷やさないこと、上質な睡眠、規則正しい生活習慣、バランスのよい食事などがあげられます。食材でおすすめは、縁起のよい食材としておせちにも入っているレンコン。ビタミンCや鉄分、免疫力アップに有効なタンニンや食物繊維も多く含まれています。腸内環境を整えるために乳製品や発酵食品の摂取も有効です。また、受験当日の朝は持ち物の準備や体調の調整もあるのでたっぷりと余裕をもちたいところ。今のうちに「朝型生活」へのシフトをお勧めします。

そして、免疫力upにもっとも有効とされているのは「笑うこと」。受験直前の今、ここから戦うのは受験生本人なので母親がやってあげられることは限られてきていますが、家族の体調管理をしっかりと行い、笑顔のある空間を作ってあげること、最後までこの重要な役割をしっかりと全うしてあげたいですね。

学力はこれから伸びる! 直前期の学習について

実は、子供によってはこれからが一番成績が伸びる時期ともいわれています。1月は模試や復習テスト、塾の宿題から解放され、塾によって過去問は12月までに終わらせるようにとの指導があります。少しだけ肩の荷が下りた状態で、今までの積み残しに取り組む絶好の機会なのです。

正月特訓や冬期講習の活用について 大手塾6年生の今年のスケジュールは……

〇四谷大塚 冬期講習+正月特訓で全11日間 ・冬期講習 12/26~29、12/30休講、1/4~7 ・正月特訓 12/31~1/2、1/3休講

〇早稲田アカデミー 冬期講習+正月特訓で全13日間 ・冬期講習 12/21~29、1/4~7のうち8日間 ・正月特訓 12/30~1/3の5日間

〇SAPIX 冬期講習+正月特訓で全10日間 ・冬期講習 12/25~28、12/29休講、1/4~5 ・正月特訓 12/30~1/2、1/3休講

〇日能研 冬期講習+正月特訓で全12日間

昨年SAPIXと日能研は、元旦は休講でしたが今年は授業があるようです。家庭学習をやる余裕はこの期間はあまりありません。志望校と乖離した難関校の過去問演習や、手も足もでないような難問にこの時期にチャレンジするのは無意味。常に志望校の出題傾向を意識して講習に参加することが必要です。

多くの学校で頻出傾向にあるものの、これまで手を付けられなかった理科や社会の時事問題に関してはこの時期に集中して行います。娘の塾では、時事問題の演習に入る前に、必ず最新版の「重大ニュース」で時事問題の予習をするようにと言われていました。あまり時間をかけることができない時事問題は、短期間で確実なものにする必要があります。

冬期講習と正月特訓を受講せずに家庭学習で乗り切るには……

毎年インフルエンザの蔓延が懸念されるこの時期に講習を受けるべきか悩むご家庭も多く、今年は例年以上にそういったご家庭が増えたことと思います。 いろいろな学校の演習問題を怒涛のように解いていく冬期講習や正月特訓では、自分の実力や志望校とは違うレベル・傾向の問題に取り組む「この際無駄」な時間が多いのも事実です。

現時点で志望校の過去問分析が終わり、自分の弱点を理解してやるべきことが明確な場合は自宅や個別指導塾、家庭教師で自身の弱点強化に尽力するのは効率的です。

ただ、多くのライバルが講習を受ける場合、自分だけ受けないという選択はとても勇気のいるものです。冬期講習・正月特訓のどちらかは受ける、または手を付けていない時事問題の日だけは受講する等、ぜひ塾の先生の意見も参考にしながらご家庭でしっかりと話し合って決定してください。

ラスト1か月 受験生がやってよかった勉強法

公開されている塾の合格体験記などから、ラスト1か月にお勧めの学習をまとめました。

受験本番まであと1か月! 直前期の過ごし方~メンタル編~19

・多くの先輩がお勧め 徹底した基礎固め SAPIXの「コアプラス」、日能研の「メモリーチェック」四谷大塚の「四科のまとめ」等を活用し、苦手分野の知識を一問一答形式で再度頭に入れ直すことは多くの受験生がすすめています。また、国語では漢字や語句の知識の徹底。算数は一行問題の演習など、基礎固めが有効とのこと。

・志望校の過去問や演習から間違えた問題の解きなおし 多くの先輩が、過去問や演習を開始後の早い段階で間違えたものをまとめた「間違いノート」の作成を推奨。直前期は新たな問題集や過去問に着手するのではなく、志望校の過去問や志望校対策演習から間違えたものをピックアップし、解けるようになるまで解きなおす。そして入試直前までノートに目を通すことも効果的だそうです。

・朝型に切り替えての学習 学校に行く前に必ず算数の一行問題や漢字の勉強を行う……受験数日前に急に生活を変えるのは難しく、1月初旬からの朝型への切り替えは多くの受験生が勧めていました。我が家も少し早めに朝型に変えて、受験当日も計算問題で頭を慣らしてから出陣しました。

受験直前期に多いお悩み

1月はいつから学校を休む?

今年はコロナの影響で例年よりさらに頭を悩ませているご家庭が多いかと思います。 前回のブログ「中学受験まであと〇日 12月の今、やっておくべき受験準備」で、去年受験を終えられたIさんは1月、ほとんど登校せず毎日通塾して得点源の算数をやりこんだというお話でした。

娘の塾では「普段通りのペースを崩さないほうがいいので学校を休むことはお勧めしません」といわれていましたが、学校が遠く通学に体力を使っていたため、冬休み前の学校の個人面談で1月校の入試日から休むことをお伝えしました。学校に行きたがる日もありましたが、けがや病気の心配を少しでも軽減でき、学習の時間をゆったり取ることができました。また、高学年の女子は人間関係も少し難しくなり始める時期。「余計なストレスを感じたくない」という娘の意向もありました。

1月学校を休むことのデメリット

Iさんも私も在宅で仕事をしていたこと、そして学校の理解があったので、スムーズに1月に学校をお休みすることができましたが、共働きで昼間誰も在宅していない場合は、登校をさせていた方が無難です。ただでさえも直前期のストレスが溜まっている中、孤独の中で自分を保ち勉強できる子は多くはありません。特に模試や過去問で合格可能性まで届いている場合、慢心してここで失速してしまうことも多いので、今まで通りの生活・学習習慣を崩さないほうがよさそうです。

受験体験記の中には「1月校受験日以外1月に一度も学校を休まなかったことが、第一志望校合格のいちばんの助けになった」「最後の一週間以外は学校を休まなかったことで気分転換になった」という受験生も。学校生活や友人関係が受験勉強の息抜きになる場合、精神の安定のためにも学校に行かせてあげたいものです。

お子さんとよくメリット・デメリットを話し合って決定することをお勧めします。

試験前日は受験校の近くのホテルに泊まる?

例年、入試日に大雪が降るなどで交通機関の乱れを心配し、受験日前日に学校の近くのホテルに宿泊し、余裕をもって試験日を迎える家庭も。

我が家は、第一志望校の受験前日に一家で学校近くのホテルに宿泊しました。

前泊を経験して感じたメリットは?

受験本番まであと1か月! 直前期の過ごし方~メンタル編~29

・朝のラッシュに合わずに済み、電車やバスに乗り遅れるという不安がなかった。 ・朝にやる計算問題集しか持参しなかったのであれこれやる焦りがなく、前日はゆったり過ごせた。 ・普段は別々の部屋に寝ているが、久しぶりに家族そろって一緒の部屋に寝ることでなんとなく子供の精神が安定した。 ・試験日の朝は余裕をもって忘れものチェックや身支度ができ、頭慣らしの計算問題に取り掛かることができた。 ・子供の受験中、親は寒い体育館や講堂ではなくホテルでゆったりと待機することができた。

※一方で感じたデメリットは…… ・隣の部屋が少しうるさく、緊張もあってなかなか寝付くことができなかった。 ・朝食や、当日のお弁当がコンビニの食事になってしまうこと。

今年は例年以上に前泊のメリット大!?

去年は2月1日が土曜日だったのでそれほど通勤ラッシュの影響はありませんでした。しかし今年は月曜日。ラッシュの激しい時間に受験校に移動する場合、車内で急病人がでた場合等の交通機関の乱れも予想され、学校につく頃にはクタクタになってしまう可能性も。

また、受験中の保護者の待機場所は寒い体育館や講堂であることも多く、保護者が密集し感染のリスクも高くなります。 今年は保護者控え室をなくした学校も多数あるため学校近隣のファミレスやカフェは満席状態が予想されます。万が一の為に学校の近くで待機する必要があるため自宅に戻ることはできません。前泊したホテルで待機できるのは大きなメリットになるのではないでしょうか。

昨年我が家はイベント的に盛り上げることが娘の気分が上がってよいと判断したこともあり、前泊しました。しかし神経質なお子さんには環境の変化は眠れない要因となってしまいますので、慎重に決定してくださいね。

まとめ

1月の2週目ごろから2月校の出願がスタートします。願書の作成や、報告書の送付、受験料の納付などやることがいっぱいです。学校によっては入試直前の説明会を開催してくれるところも。今年はコロナ感染対策で入試に変更点のある学校も多く、状況によっては直前まで変更が考えられるため、学校ホームページを毎日チェックしてより周到な計画が必要になりそうです。

ぜひ前回のブログ**中学受験まであと〇日 12月の今、やっておくべき受験準備!上部&下部にある「中学受験出願チェックシート」**をダウンロードし、取りこぼしの無いようにしてください。精神的にもゆとりをもって、万全の状態で受験本番を迎えられますよう、お祈りいたします!

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