共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

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共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

コロナ禍で志望校へ足を運ぶ機会が少なかった今年の受験生。

最終的な併願校選びの段階にさしかかった受験生の中には、第1~第3志望位まではすんなりと決まっても、自分の持ち偏差値より10程度低く合格可能性が極めて高い「安全校」「お守り校」の選定に迷っているご家庭も多いかもしれません。

また、子どもを中学受験させようか悩んでいる低学年家庭や、小4・5年生の受験生家庭も、第1~第3志望校位までは頭に浮かんでいても、それ以外の併願校については考えたこともない、という方も多いはず。 「そもそもわざわざあまり偏差値の高くない(知名度・ブランド力がない)ような学校を受験する意味があるの?」という想いが一般的なのではないでしょうか。

しかし6年生になると「偏差値やブランド力の高い学校」に合格する難しさを痛感するようになり、実際の併願プランを立てる上で「安全校」「お守り校」が重要であることが、塾の説明会や面談でも強調されるようになります。 筆者も実際に数年前に受験を終えた体験から、この「安全校」「お守り校」選択の大切さは身にしみています。

今回のブログでは、「安全校」「お守り校」を選ぶ際の参考として 「施設や課外活動が充実していて様々な経験ができ、入学後の子どもの成長が期待できる中学校」でありながら、 更に「中学生になるとさらに増加する『共働き家庭』にも最適な中学校」を紹介したいと思います。

《目次》 1.受験必須! 親子で納得できる「安全校」「お守り校」を見つけよう 

2.中学受験終了がゴールではない! 入学後に生じる悩み

3.共働き家庭にお勧めなのはこんな私立中学 ①保護者会やPTA活動の開催曜日や参加率は要チェック! ②長期休暇中の講座などが充実している学校 ③中学生から使える自習室がある学校 ④給食や学食がある学校 ⑤ある程度学習の管理をしてくれる学校

まとめ 子どもに合った学校を見つけて戦略的に受験に挑もう!

1.受験必須! 親子で納得できる「安全校」「お守り校」を見つけよう 

親子そろって「もし第1・第2志望校に行けなくても、この学校でなら幸せな中学生活が送れそうだ」と思えるような学校に出会うこと、そして受験開始後の早い段階でその学校の合格を持っていることは、受験がそれ以降に続く場合にも心のゆとりとなり、それこそ強力な「お守り」になってくれるに違いありません。 まだ幼いところのある受験生にとって、入試開始後2、3日経って1校も合格を手にできない場合の精神的なダメージは大きく、それ以降の入試にも影響があるといわれています。 特に女子は、2月1日に受験が開始し、早い段階で本命校の試験があることが多く、2日までには是非1校は合格を取っておきたいところ。

「知名度」「ブランド」「進学実績」「偏差値」だけでの併願校選びには限界がありますが、その枠にとらわれない私立中学の中には「充実した設備がある」「給食や学食がある」「長期休暇中の講習がある」「休暇中も使える自習室がある」など、本人だけでなく、特に共働き家庭にお勧めしたい、豊かな環境の中で学べる学校がたくさんあります。

2.中学受験終了がゴールではない! 入学後に生じる悩み 

共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

中学受験で合格を手にした瞬間は、まるで「子どもの教育のゴール」のテープを切ったような気分になりがちですが、受験の合格は単なる「中学受験のゴール」に過ぎず、子どもの教育に伴う試練はまだまだ続くのだという現実に、すぐに我に返ることになります。

まず、入学金や授業料の納入、定期代や制服や鞄の購入など、学校に納める費用や入学にかかる費用の多いこと! 実際、事前に想定はしていても、子どもを私立中学に入れたことでかかる出費の多さに驚愕しました。

そこで、中学受験中は仕事をせずに子どもと並走していたお母さんたちも、「社会に出て働くこと」が現実的になってきます。子どもの中学受験を終えたタイミングで専業主婦家庭から共働きになる家庭も多いのは、私立中学にかかる費用の多さも大きな理由の一つかもしれません。

そこで頭を悩ませるのは、私立中学の昼食事情。私立中学の昼食は基本お弁当なので、子どもの学校が遠方の場合や部活の朝練がある場合、早朝からのお弁当作りが始まります。特に男の子は中学生になると食べる量も増えるため、大きなお弁当箱に入れるおかずの量や種類も考えなければならず、自分の通勤の準備をしながらのお弁当作りはとても大変です。

さらに私立中学の長期休暇は公立中学と比べても長いのが特徴。 まだ「半分子ども」ともいえる中学生の長期休暇の過ごし方は、特に共働き家庭にとっては頭の痛い問題です。

3.共働きの併願校にお勧めしたいのはこんな私立中学

志望校を検討する際に「学校の共働き率」という視点はあまりないかもしれませんが、私立中学には「親の共働き率が低い学校・高い学校」が存在します。

例えば、附属の小学校から「エスカレーター式」に生徒が上がってくるような学校の場合「共働き率が低い」傾向があるようです。 家庭のカラーや状況に合った学校を受験する方が、親子ともども入学後の学校生活に適応しやすいのではないでしょうか。

そこで、「安全校」「お守り校」の選定に悩む、(特に共働きの、または共働きになる予定の)家庭にお勧めの中学のタイプをまとめてみました。

①保護者会やPTA活動の開催曜日や参加率は要チェック!

親が共働きをしている割合が低い場合、学校の行事やPTA活動・保護者会などが平日に開かれることが多いので注意が必要です。

志望校決めの際に参加する説明会や文化祭などに出席すると、生徒だけでなく大人数の父母がお手伝いとして参加していることがあります。 行事の際の父母の手伝いの多さは、PTA活動が活発である=共働き率の低い学校である、といえるかもしれません。 また、学校の「カラー」も、親の共働き率によって若干異なるのだとか。

例えば、志望校の学校説明会や入学後のなどに参加する際、保護者の服装をチェックしてみると、カジュアルで自由度の高い服装の方が多いのか、または紺のスーツなどのセミフォーマルで参加している方が多いのか、等、学校によって参加保護者のタイプに違いがある事に気が付きます。 共働き率が多い学校は概ね、保護者の服装の自由度が高いのが特徴です。

大変抽象的ではありますが、自分と違うタイプの保護者が多いと感じたならば、PTA活動に対する意識や入学後の「お付き合い」等でギャップを感じることもあるかもしれませんので「自分と似たようなタイプの保護者が多い学校に入学した方が楽」という意見もあるようです。

②長期休暇中の講座などが充実している学校
共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

私立中学校の長期休暇は公立中学校よりも長いと言われていますが、部活動などをやっていない、または学校が部活動にあまり力を入れておらず長期期間中の部活動が制限されているような場合は、長い休みを持て余してしまうかもしれません。 親が在宅している場合は、親の目を気にして多少の緊張感をもって過ごせていても、共働きで日中親が不在であれば、スマホ三昧でゴロゴロ無駄に過ごしてしまう生徒も多いのが実情です。

私立中学校の中には、夏休み等の長期休暇に講習や海外研修を設けている学校が多数あります。神奈川県の桐光学園中学校は、年間約600講座の講習を設定しており放課後や土曜日、夏期講習として希望者が好きな講座を選択して受講することができます。ユニークな講座の実施例として「男の料理教室」「バレエ・オペラ鑑賞」等、大学進学を目指す学科の講習だけでなく、様々な機会に触れることができ、視野を広げるきっかけになるような講座があり、うらやましい限りです。

こういった、長期期間中の補講や講座を設けている学校は、「高校受験に縛られずに長い休みを有意義に過ごさせたい」と考える家庭に最適な学校と言えるのではないではないでしょうか。

例) 貞静学園中学校/生徒の要望に応える形か、もしくは担当の先生が希望者を募って補習を実施。長期休暇中は講習で理解を深める

目白研心中学校/夏期・冬期・春期の講習を習熟度別で実施。また、学年を越えて行われる英語検定講座がある

和洋国府台女子中学校/希望者を対象とした夏期講座、冬期講座、冬期語学研修を実施。博物館等での課外活動なども行う

③中学生から使える自習室がある学校
共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

しっかりとした学習習慣を付けるには日々の予習・復習が肝心ですが、特にまだ入学して日も浅い1年生は、部活の後に電車やバスを乗り継いで帰宅した後はグッタリで勉強どころではない、という生徒が多いのではないでしょうか。 特に親の帰宅が遅く、家に帰っても自宅に1人になってしまう共働き家庭の場合は、子どもが帰宅後に自ら勉強するのは難しいでしょう。

そこでおすすめなのが、中学生から使える「自習室」のある学校。中には、自習室を授業終了後だけでなく早朝から開室し、早起きして学校で勉強する、等自分のペースで活用できるところも。 また、自習室に先生やチューターが常駐しており、授業でわからないところを訊くことができる予備校や塾のような役割を担ってくれる学校もあります。 数百席の個別ブースの自習室や「中学生専用」の自習室がある学校もあり、大学受験が近い高校生だけでなく、中学生が臆せず使用することが出来るため、早期から学習習慣を身に付け、長いスパンでの大学受験計画を立てることが出来ますね。

例) 青稜中学校/個別のブースに分かれ、放課後の空き時間に中学生専用の登録制自習室「Sラボ」で集中して学習する

佼成学園女子中学校/中高別の自習室あり。中学自習室には卒業生チューターが常駐している

大宮開成中学校/約200の個別ブース席・開放感のある自習室は朝6時半から開室。また、グループで教え合えるラーニングコモンズも人気

④給食や学食があり、昼食作りの心配のない学校
共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

共働き家庭だけでなく、毎日給食のあった公立小学校から私立中学に進学するどの家庭の母親も少なからず不安になるのが、毎日のお弁当作りです。

一度ママ友に、運動部に所属する男子中学生用のお弁当箱を見せてもらったことがありますが、容量が1,000mlはありそうな巨大な2段のお弁当箱におかずを詰めるのは本当に大変そうだと感じました。 子どもが朝練のある運動部に所属していたり、片道2時間ほどかかる学校に通学する場合は、4時台から起床してお弁当作りをしている母親もいるようで、共働きをしながらのお弁当作りには限界を感じます。そこで、給食や食堂、カフェテリアがある学校に行かせたいと考える共働き家庭は多いのではないでしょうか。

しかし、施設として立派な食堂は持っていても、実際に入学してみると「食堂の利用は高校生から」といった学校も多いので注意が必要です。また、「友達がお弁当持参の子ばかり」といった場合は、食堂で食べたくない子どももいるでしょう。

そこで、とにかくありがたいのは「給食のある学校」。 全生徒が給食なので、毎日「今日は弁当を作るか、食堂用のお金を持たせるか」といった日々のちょっとした悩みから解放されるので忙しい共働き家庭にとっては最適です。

例) 東京家政大学附属女子中学校/校内の調理施設で調理された完全自校給食。専門の管理栄養士による食育も実施

上野学園中学校/毎日食堂で、7~8人のグループに教員も加わり栄養士の考えた給食をいただく 

文化学園大学杉並中学校/中学は完全給食制。バレンタイン等のイベント日には特別メニューも。土曜日は学食が使用可能

⑤ある程度学習の管理をしてくれる学校

中高一貫校の一番の魅力は「高校受験がないこと」。中学3年間という一番の成長期に勉強以外のことに熱中できるということは、特に自分自身が高校受験で窮屈に感じた経験がある保護者にとって子どもに中学受験をさせる大きな理由の1つになっています。 しかし一方で、高校受験がないので近い将来の目標設定ができず、勉強の習慣が身に付かないまま、中学時代を「中だるみ」の状態で過ごす事にもなりかねません。進学校は授業の進度が速く、一度落ちこぼれてしまうとなかなか他の生徒に追いついていけなくなります。 特に共働きの家庭にとって、反抗期に入った中学生の学習管理ほど難しいことはありません。「中学校の入学後は小テストどころか定期テストの点数も教えてくれない」という子どもも多く、成績表を見て初めてその悪さに驚愕することも少なくないようです。子どもの学習状況をチェックするには相当の時間と根気が必要です。 反抗期の子どもが素直にテストを逐一正直に見せたり、親の言う通りに勉強するはずもなく「注意すると喧嘩になるので、時間の無駄だしもうあきらめた」と匙を投げる保護者が多くなってきますが、通塾するには私立中学の授業料もあり経済的な負担が大きく通塾の送迎や通塾時の食事など悩みも増えるので、出来れば中学のうちは、通塾は避けたいところです。 そこでお勧めしたいのが「面倒見が良い」と言われる中学を受験すること。「面倒見が良い」と言われる中学校には、提出物を出さない生徒への声かけや、頻繁に行われる小テストの成績から管理・理解度を細かくチェックし、再テストや補習等を行ってくれる学校も多いようです。

例) 帝京大学中学校/朝講座の小テストで学力の定着度を確認。再テストや補習も徹底して行う 

八雲学園中学校/単元ごとに講義が終了した時点で確認問題をグループでディスカッションをしながら解いていく。理解度の高い生徒を中心に教え合いながら全員の理解を深める

まとめ 子どもに合った学校を見つけて戦略的に受験に挑もう!

共働き家庭に最適な「併願校」「安全校」選び

数年前の中学受験で第1~4志望が不合格になり、持ち偏差値より大分低い「安全校」に第2子が進学した共働き家庭のお母さんが、

「上の子は超難関校に進学後、すぐに勉強についていけなくなり周囲と引き離されてしまったが、親はそれになかなか気付くことが出来なかった。 下の子の進学した学校は、テスト範囲やスケジュール、持ち物についてもメールや手紙で親に連絡があり、長期休暇中の補習も充実している。 担任とはメールで連絡が取れる状態なので、子どもの成績や学校の様子を知ることができる。 小テストでも何度も再テストがあり、落ちこぼれることがない」

と、学力に余裕がある上、少人数制で面倒見のよい安全校への進学がかえってよかったかもしれない、と話していました。

子どもや家庭に合う「安全校」「お守り校」を見つけておけば、第1志望・第2志望校も精神的なゆとりを持って受験することができます。 または、本当にその学校が気に入ってしまえば、第1志望校を自分の持ち偏差値より高い「チャレンジ校」にすることだって不可能ではありません。

偏差値やブランドにとらわれない志望校選びを始めると「こんないい学校があるんだ!」と感心しきりになり、余計目移りしてしまいそうになります。

中学図鑑では、「給食のある学校」「学食のある学校」等、さまざまな条件で中学校を検索することができます。 また、インスタグラムでは、「理想的な自習室がある中学」「毎日給食がある中学」などテーマに沿って注目の中学校を紹介中。

是非、中学図鑑教育図鑑Instagramを活用し、ぴったりな併願校を見つけて、戦略的な受験スケジュールを練ってくださいね!

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