Withコロナの生活の中、大事な我が子を、塾に通わせるのことに不安を持つ保護者が増えています。 大手各塾は率先して「ZOOM」のようなビデオツールやオンデマンド授業を用い、 いつでもどこでも勉強できるようなオンライン授業のコースを開校して話題になっています。
しかし、「大手塾のような進学に特化した殺伐とした空間で勉強させたくない」「決まったカリキュラムではなく、うちの子供に合わせて考えて欲しい」という声や、 「こんな先生に個別に教えていただきたい」「保護者と先生との密な連携も大事」というような、個人・中小塾を推す声は決して少なくありません。
今回教育図鑑編集部では、個人〜小規模の「オンライン専門塾」「オンライン家庭教師」特集インタビューをお届けいたします。
第八回は、バリエーション豊かな学生講師が集結した「オンライン専門塾 any TA im」の代表・尾滝藍華さんに、 「塾設立のきっかけ」や「オンライン塾のメリットデメリット」、気になる「指導方法」などを語っていただきました。
↓「オンライン専門塾 any TA im」の塾図鑑ページはこちら↓ https://eduzukan.jp/juku/19046
塾名は、「any TA im」です。 私は、代表の尾滝藍華です。東京理科大学の3年生です。 経歴としては、小中高大全ての受験を経験しました。 その経験を活かして、塾を作っています。 (小学校は、近所にあった精華小学校を受けましたが、補欠で落ちてしまったので横浜国立の付属校に進学しました。 中学受験では、桜蔭を目指していましたが、落ちてしまったので広尾学園に進学しました。 その後、高校受験では豊島岡女子学園に受かり、進学しました。)
※尾滝さんの詳しい情報はこちら↓ https://eduzukan.jp/juku/19046/article/59314
私自身、大手の個別指導塾で2年間働いていました。 そこで、大手塾特有の企業を通してでないと生徒さんや親御さんと綿密に連絡を取れない(LINEの交換などはもちろん禁止)という点をデメリットに感じ、個人塾を設立しようと考えました。
具体的に言うと、生徒さんが先生を交代したいと言ったのに、交代されずに授業が進められてしまったという事があります。 大手塾はシステム化がされているので、そのような点で少し不満になってしまう部分はありました。 逆に、大手塾はトラブルがあっても企業が間に入ってくれるので、そこは安心感があると思います。
(Q:個人塾や小規模塾だと大手塾よりも安心感が減ってしまうということですが、何か安心感の少なさをカバーできるようなことはされているんですか?) 大手塾さんのような「安心感」を持っていただくために、生徒さんに対して真摯に向き合っていることを親御さんに分かって貰うことが大切だと思っています。 そのためにも、毎回の授業後に授業内容と課題の報告、定期的に学習スケジュールの報告を行っています。
オンラインに特化した塾にした理由は、オンラインの方が気軽に分からないところを相談できると思ったからです。 分からなかったらすぐに質問できる環境が、勉強する上では大切だと感じています。
私たちの塾の強みとしては、主に3点があります。
1つ目は、学習とメンタル2面のサポートです。 学習は最終的には自分で学力を上げる孤独との戦いなので、そこでのメンタル面のサポートが生徒さんのモチベーションをあげるためにとても大切だと思っています。 そこで塾の学習では、生徒さんから積極的に質問したくなるような授業設計をしたり、眠そうなときは褒めてやる気が出やすくなるような環境づくりを徹底しています。 それ以外でも、学習以外の相談にも乗るなど、生徒さん一人一人と担当教師が理解し合えるようにしています。
2つ目は、若くて親身な大学生講師です。 私たちの塾では、講師・メンター・運営の3つの役割をすべて大学生が担当しています。 なので、どの先生と当たっても生徒さんと年が近いので、親近感が沸きやすいと思っています。
3つ役割としては、講師は、生徒に勉強を教えるのが主な仕事です。 メンターは、メンタル面のサポートをしてくれる先生です。子供の心理について普段から勉強されている方などを中心に採用しています。 運営はチャットの管理や生徒間のコミュニケーションなどを担当している先生です。 上記の3つの役割は兼任している先生が多くいます。
3つ目は、マンツーマン×集団指導です。 個別指導塾という名前なので個別指導しかしないと思われがちですが、study meetingという名前で集団指導も行っていく予定です。 study meetingの具体的な内容としては、近い学年で苦手な分野が同じのグループを作り、その分野について毎週勉強するという内容になっています。 双方的な環境の中で、生徒さんの苦手な分野の克服をしていきたいと考えています。
オンラインのメリットとしては、手軽であることが主に挙げられると思います。 Wi-Fiとスマホを用意するだけで勉強できるというのは、とても良い環境だと感じています。
オンラインのデメリットとしては、隣にいることができないので、生徒さんの手元が見えないということが大きいですね。 今何をしているのか、問題のどこでつまずいているのかが分かりにくいのと、眠くなっちゃっているときに起こしてあげるのが難しいというのもあります。(笑) なので、生徒さんの書いているものを確認するときにZOOMの共有機能などを使い、対面以上にリアルタイムで添削ができるようにしています。
(Q:機器の不足などはオンライン学習のデメリットとして挙げられますが、貸し出しなどは考えていますか?) 現在はまだ対応できていませんが、今後貸し出しなどをしていこうと検討しています。
生徒さんの属性としては小中高の学校の補修や中高大の受験の対策を行いたい生徒さんを対象にしています。
HPや他媒体からお問い合わせいただく→無料体験の3コマを受けていただく(3コマ全て別々の先生)→気に入る講師がいたら、その先生で本授業をスタートすることができる。(体験の1コマが30分前後)
また、一人の講師に全ての教科を教わることも、教科ごとに講師を分けることもできます。
現在通ってくださっている生徒さんは、合格実績はまだありません。 定期テストになりますが、数学のテストで平均点が3.40点だった生徒さんが、塾に通っていただいたことで点数が30点ほど上がりました。 それに加えて、点数の向上だけでなく意識面の変化もありました。 最初は勉強を自分からしていなかったのに、授業をするごとに自分から進んで勉強をしてくれるようになりました。 それ以外ですと、ひっ算などの計算が苦手だった小学生の生徒さんにリアルタイムで計算を指摘したことで、計算ミスがなくなったということがあります。リアルタイムに間違いの指摘を行うことが、生徒さんが間違えやすいポイントを自分で認識することにつながると考えております。
(Q:リアルタイムで指摘する先生とすべて解き終わってから指摘する先生がいますが、リアルタイムでの指摘を選んでいる理由はあるのですか?) すべて解き終わってからの指摘は、宿題で良いと私は思っています。 授業の中で、今までできなかった何かを一つでもできるようになったということを感じてほしいので、授業ではリアルタイムでの修正を行っています。
使用ツールは、ZOOMとスカイプを使い分けています。使用機材としては、PCかiPadを主に利用しています。 なので、1対1の対面ビデオチャットで指導を行います。
使用教材としては、自社教材は作っていなく、生徒さんに合った教材を自社で購入して提供しています。(年間5000円まで負担)定期試験では生徒様の教科書に合わせたワークを購入することなどももちろん可能です。 また、生徒さんが使用したい教材に対応することが可能です。 体験授業で生徒さんの強みや弱みを見極めて、生徒さんに合った教材を選んでいます。
※授業の詳しい特徴はこちら↓ https://eduzukan.jp/juku/19046/article/59311
カリキュラムとしては、生徒さんの目標から逆算して初回授業に作成しています。 目標に沿って小テストなどを行い、定期テストのタイミングなどでカリキュラムの内容を見直しています。
保護者様との連絡手段としては、主にLINEを使用しています。 そして、授業が終わるたびに連絡を取るのに加えて、課題の進捗などの連絡も取っています。 課題の内容や成果などを報告するタイミングで、授業の日程調整を行うこともあります。 今は公式LINEを使っていませんが、安心感などを考えると公式LINEの作成も考えています。
また、保護者様だけでなく、生徒さんともLINEなどでコミュニケーションを取っています。
保護者の方には、授業後に生徒様と学習した内容や課題の共有をいたします。
一例としては、、、 「お疲れ様です! 〇〇さんと変わり方、また前回までの円周の出し方を再度確認致しました! 比例の考え方もバッチリでしたので、計算だけ、頑張って行ければ、と思っております! 本日もありがとうございました!
もしよろしければ、以下のURLを復習にお役立てください🙇♀️ https://happylilac.net/keisan-hirei501.html」
と言った内容で、毎回授業後に保護者様への指導報告を行います。 また、定期テストが近付いてきたり、ほかにも生徒様が忙しくなりそうなタイミングなどで、保護者の方のご希望が有れば面談を行うことも可能です。 もちろん、LINEでのご相談も受け付けております。
試用版でオープンチャットを使用しているので、そこに入っていただくと雰囲気が伝わると思います。
講師陣の特徴としては、早慶上理の学生や、医学部の学生、海外に留学している学生など、何かの分野を得意としている講師が多いです。特に理系の講師が多いです。
先生が多く集まると、授業の質などに差が出てきてしまうことがあるので、対策として今は講師の研修を行っています。 (試用のオープンチャットがあるので、そこで指導の実践経験を積んでもらっています。) 今後はそちらに加えて、講師全員に渡すマニュアルの作成を考えています。
入会金が5000円です。 小学生:1時間3000円、受験生は3500円 中学生:1時間4000円、受験生は4500円 高学生:1時間5000円、受験生は5500円
添削付きの、24時間質問可能なオンラインチャットが月額3000円で上記のコースに追加可能です。
授業の取り方のおすすめは、授業を週に1回を行い、それに加えてオンラインチャットを活用することです。
オンラインチャットは現在無料なので、有料版への移行を考えています。 今使っている無料版のオンラインチャットは、学習相談をする場所として利用しようと考えています。
塾の更新料などはかかりません。 月の途中の退会でも、残り日数分の返金は行います。 退会金などもかかりません。
LINE、オンラインチャットで24時間質問受付しています。 今はLINEで個別に対応する数よりもオンラインチャットに入っている生徒さんの数が圧倒的に多いです。 既に、約40人の生徒さんに利用してもらっています。
勉強面では、授業で扱った問題を再度解いてみたが、わからない、と言った相談も受けております。その場合には24時間オンラインチャットを使ってわからない問題を写真で送っていただき、解説と考え方をお送りしています。 講師の間ではデジタル上で書き込みができるgoodnoteがもっぱら人気で、そちらで生徒様の回答に書き込みをし、送る、といったことも現在のオープンチャットではおこなわれています。
その際、答えだけだと、生徒様の身にならないと考えているため、考え方を身につけていただけるように、わかりやすい解説をつけることを心がけております。プライベートで面ではあまり質問相談は受けたことがないですが、部活で忙しい方もいらっしゃり、スケジュール面での両立のため、勉強計画を一緒に立てたりしています。
今の時期、塾を探している方が多いと思うので、無料体験を気軽にしていただきたいです。
もちろん自分たちの塾に入っていただきたいですが、お客様に合った塾を探していただくのが一番大切であると考えています。
大学生のみによる運営、指導、また授業外でのスケジュールや学習相談を24時間行なっている塾は、全国でも弊塾だけです!
ぜひ、親しみやすさと手厚い指導やサポートを体験してみてください!まだまだできたばかりの塾ですが、たくさんの生徒様をお待ちしております。
学習相談のみでも、お気軽にご相談ください!
↓「オンライン専門塾 any TA im」の塾図鑑ページはこちら↓ https://eduzukan.jp/juku/19046
コメント欄をみんなで楽しく利用できるよう、以下の注意事項をお守り下さい。
(1)公序良俗、法令違反行為を目的とした利用
(2)犯罪的行為にむすびつく利用
(3)他者の著作権、財産、プライバシーを侵害しないこと
(4)他者を誹謗、中傷しないこと
(5)営利目的の商業行為
会員になりますと引き続きご利用いただけます(すべて無料)
登録は簡単!メールアドレスとニックネーム、お住まい地域の郵便番号、現在の職業(学年)の登録のみ!