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家庭教師の個人契約とは、教師と、家庭教師をしてほしいご家庭とが、家庭教師の派遣会社などを通さずに直接契約を結ぶことです。個人契約にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
この記事では、個人契約で家庭教師の仕事をしたいと考えている人に向けて、仕事を見つける方法やメリット・デメリット、注意点などを解説します。ぜひ役立ててください。
《目次》
■家庭教師の個人契約とは ■個人契約の時給相場は2,000~4,000円程度 ■近年の家庭教師の傾向 ■家庭教師の仕事を個人契約で見つける方法 ■個人契約の家庭教師を始めるための手順 ■家庭教師を個人契約するメリット ■家庭教師を個人契約するデメリット ■おすすめの家庭教師マッチングサイト ■家庭教師の仕事を個人契約する注意点 ■まとめ
家庭教師の仕事は、派遣会社に登録して行うのが一般的です。これに対して個人契約は、派遣会社を通さずに自分で生徒を見つけ、個人として家庭と直接契約します。
派遣会社では生徒とのマッチングはもちろん、料金の授受を行ってくれるのが大きな特徴です。個人契約をする場合は、これらの事務的な部分もすべて自分で行います。
家庭教師の個人契約では、時給相場が2,000円~4,000円程度です。ただしこれは、教師側の学歴や実績、得意分野、生徒の学年などで大きく幅があるため、一概には言えません。
生徒の学年が上がるほど、時給は高くなる傾向です。また生徒が受験を控えている場合、特に難関校、医学部を目指していると時給は上がります。
近年は、オンライン家庭教師のニーズが高まっている傾向です。オンライン授業に人気が集まっている理由としては、感染症対策や、Wi-Fiなどの環境が整ったことが挙げられるでしょう。
オンライン家庭教師なら教師側は移動を考慮せず、遠くの生徒にも自宅から教えられる利点があります。個人契約でも、オンライン授業の活用が増えている状況です。
家庭教師も個人契約なら、仕事を個人で見つけなくてはなりません。ここでは家庭教師の仕事を個人契約で見つける方法を解説します。
まずは家庭教師専用のマッチングサイトを利用する方法があります。マッチングサイトは家庭教師を探す生徒と、家庭教師として教えたい先生をマッチングできるサイトです。現在はさまざまなサイトが開設されています。
生徒側、家庭教師側ともに利用者が多く、伝手がなくても条件にあう案件を見つけやすいことから人気を集めています。
大学によっては、個人契約の家庭教師を探している生徒を紹介してくれるところがあります。まずは大学の事務局や大学生協で聞いてみましょう。学内の掲示板に募集要項が掲示されるケースもあります。
特に通っている学校が名門大学であれば、「教えてほしい」という生徒側からの要望件数が多く寄せられるため、マッチングを補助している大学もあります。確認してみると良いでしょう。
友人や知り合いに、家庭教師を探している人がいないか聞いてもらう、という方法もあります。知り合いを介しているので、お互い安心感があるのはメリットです。
この場合、同年代の友人はもちろんですが、年配の知り合いに打診をすることも有効です。親の知人など、家庭教師を求めている年齢層の子どもがいる家庭を探しましょう。
個人契約の家庭教師では、派遣会社と違い始めるときのサポートがありません。個人契約の家庭教師を始めるための手順を解説します。
まずは生徒から見て、自分に家庭教師をしてもらうメリットがわかるよう、自分のプロフィールを作成しましょう。自分のスキル・特色を打ち出した「自己PR」があることで、生徒から選ばれる可能性が高まります。
プロフィールには、指導可能な曜日・時間、基幹、また指導可能な学年・教科を明記します。続いて、自信での受験経験や合格実績、家庭教師としての実績を記載すると良いでしょう。最後に時給など、希望する条件も書き入れます。
生徒の探し方は、すでに紹介したとおりです。マッチングサイトや大学の紹介などを利用してみてください。特にマッチングサイトを使うと生徒が見つかりやすいものですが、なかなか見つからないようなら複数の方法を併用するのも良いでしょう。
生徒が見つかり、お互いの希望する条件があえば、晴れて契約へ進みます。このとき口約束や、メールのやり取りだけにならないよう、必ず契約書を交わすことが大切です。
契約書は自分で作成します。個人契約書のテンプレートを利用すると便利です。インターネットでテンプレートを検索し、利用条件などをカスタマイズして使いましょう。
あえて派遣会社に所属せず、個人契約するメリットはどこにあるのでしょうか。ここでは家庭教師を個人契約するメリットを解説します。
個人契約をする上で、得られる報酬が多いことは最大のメリットにあたります。
派遣会社に所属すると、中間マージンが発生するため自分でもらえる金額は必ず減ってしまいます。これに対し、マッチングサイトでの個人契約の場合は手数料がかかるものの、時給の数%など金額は明瞭です。マッチング終了後は手数料もかかりません。
派遣会社では、報告書の提出や定期的な面談、研修など、授業以外の作業で時間や手間がかかります。時給が発生しない作業は少しであっても、回数が多いと負担が大きく感じられるものです。
しかし個人契約の場合、こうした手間は一切かかりません。先生として、保護者へのフィードバックや報告はある程度必要ですが、会社に対して義務を負うことはないのです。
メリットが多いように見える個人契約には、デメリットもあります。家庭教師を個人契約するデメリットについて解説します。
マッチングサイトや大学からの紹介という方法でも、希望の条件にあった生徒をすぐに見つけるのは案外難しいことがあります。
派遣会社の場合は、会社側が「この先生はどうですか」とプッシュしてくれますが、個人契約ではこうしたサポートはありません。生徒側から「この先生がいい」と思ってもらう必要があるため、自分をアピールする力が重要です。
個人契約の場合は、派遣会社のサポートがないため、休みの調整も自分で行う必要があります。長期の休みなどはすべて、生徒側との直接交渉が必要です。
休みたい日程が近くなってから、相談しても折り合いがつかないこともあります。休みの取り方や長期休みについては、契約時に話し合った上で、契約書に含めるなど明瞭にしておくほうが良いでしょう。
万が一のトラブルのときは、個人契約の場合、自分でトラブル対応を行わなくてはなりません。
家庭教師という仕事においても、さまざまなトラブルが起こり得るものです。例えば支払いや教材の購入といったお金の問題、成績が上がらないといった指導面の問題などで、トラブルになることが多いでしょう。生徒との間に入ってくれる人がいない分、慎重さも必要です。
個人契約におけるトラブルのリスクを下げるためには、家庭教師マッチングサイトの利用がおすすめです。便利なサイトを紹介します。
月額利用料無料で使うことのできる、オンライン家庭教師に特化したマッチングサイトです。サイト内に自己紹介ページを無料で作成することができ、生徒からもわかりやすいのがメリットでしょう。
オンライン家庭教師は現在、圧倒的に人気が高まっている分野です。希望する生徒数も増えている中、充実した自己紹介でよりマッチングしやすい環境が期待できます。
マッチングTeacherでは、家庭教師と生徒とのマッチングをしてくれますが、契約時に生徒側で紹介料の負担があります。教師側に負担はありませんが、負担を考えて登録を見送る生徒はいるかもしれません。塾講師のアルバイトも探せます。
スマートレーダーに家庭教師として登録できるのは東大や京大など、超難関校の学生だけです。狭き門ですが、その分信頼性があり、高時給が期待できます。条件に当てはまるようなら登録してみるのも良いでしょう。
個人契約で家庭教師をするなら、注意点もあります。家庭教師の仕事を個人契約する注意点を解説します。
派遣会社を通していないため、信頼関係を築くことは非常に重要です。生徒、保護者ともに、積極的にコミュニケーションをとることを心がけましょう。
信頼関係は、あらかじめ約束した条件をしっかり守ることだけではなく、日常の態度や人柄によっても構築されます。もちろん授業の質も大切です。言葉遣いから予習まで地道に努力するべきです。
個人契約の家庭教師のありがちな問題の1つが、お金のトラブルです。給料の受け渡しについては、振込か、手渡しなのか、月何日にするのかを、あらかじめ決めて契約書に盛り込んでおきましょう。
給料が手渡しになる場合は、毎回その場で金額を確認することも大切です。その場での確認が失礼に感じるかもしれませんが、「確認させていただきますね」と中を開ければ問題ありません。
個人契約で家庭教師をすると、確定申告が必要な場合もあるので注意が必要です。個人契約で受け取る報酬は「雑所得」もしくは「事業所得」となります。
年間38万円の基礎控除額を超えた場合は、税務署に相談しておけば安心です。年末になったら管轄の税務署を調べ、確定申告が必要なケースに該当するかどうかを確認してみましょう。
家庭教師の個人契約では、報酬を比較的多く受け取れるのがメリットです。家庭教師の派遣会社と比べると、生徒が見つかりにくいデメリットもあります。しかし家庭教師のマッチングサイトを利用すれば、条件にあった生徒が見つかりやすくなるでしょう。
マッチングサイトに登録するならオンライン家庭教師の専門サイト、オンライン家庭教師のラコモがおすすめです。オンライン家庭教師は効率よく授業ができるとして人気が高まっており、オンライン家庭教師のラコモの登録会員数も現在30万人と人気を得ています。まずは気軽に登録から始めてみましょう。
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