中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた

1
0
この記事に関連するタグ
ブログ
限定公開の制服がすべて見られる!
新規無料会員登録する
中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた0

中学受験の最大の保護者の悩み「併願校選び」

中学受験生をもつ保護者の方にとって、一番頭を悩ませるのが「志望校・併願校選び」ではないでしょうか。 偏差値に基づいた併願校パターンは塾から提示されますが、実際には志望校や併願校を偏差値だけで選ぶことはできません。

 ハード面では自宅から中学校までの交通手段や通学時間、学校の雰囲気や面倒見の良さ、大学進学実績などの検討が必要です。  ソフト面ではお子様の性格から判断することが重要です。 本番に実力を存分に発揮できるタイプ、本番に緊張しやすいタイプ、本番に向けてゆっくり集中力を高めていくタイプ。  選択基準はご家庭や子供の性格によって千差万別。受験生の数だけ併願パターンは存在するでしょう。

 

中学受験先輩お母さんの体験談に学ぶ!併願校選びのポイント

 中学図鑑編集部では志望校・併願校選びについて中学受験の先輩お母さん二人に体験談をおうかがいしました。  身近に中学受験を経験された先輩お母さんがいなかったり、反対に知り合いであるがゆえに本音が聞き出せなかったりしませんか。   今の私達と同じように志望校・併願校選びに悩み戸惑い、見事納得できる中学受験を成功させた先輩お母さんの実体験は参考になること必至です。

中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた7

1月入試の受験は必要ですか?

東京では多くの中学校の入試日が2月1日、2日、3日に集中しています。 一方で埼玉や千葉では1月から入試が始まります。 娘の通う小学校には1月に学校を欠席して埼玉や千葉の中学校を受験する子供たちが多くいます。 埼玉や千葉までは2時間近くかかる距離です。

「合格しても毎日通学するには時間的に難しい中学校を受験する必要はあるのでしょうか?」

我が家は神奈川在住で、埼玉や千葉の1月校には絶対に通うことはできないので受験すべきか悩みました。 しかし、友人のお母さんたちも受験させるし、塾からも一応受けた方がよいといわれていたため受験しました。

各ご家庭の事情や判断によると思います。 千葉や埼玉の学校を始発に乗って受験した友人や、親子で前泊し梯子して2校受けた友人もいましたがそれは大変そうでした。

受験が終わって友人たちと「通えもしない学校を受ける必要あったかな…」ということを笑って言い合うこともあります。 もし受験していなければ、第一志望校が一発目になってしまっていたので、それはそれで不安だったかもしれません。

2月1日に本命校を予定しているのであれば、1月の前受け校の受験を強くおすすめします。若干12歳の初めての入学試験は想像を絶する緊張をともないます。

  女子校では気分を悪くして途中で保健室やトイレに駆け込む生徒もちらほら見受けられます。 鷗友学園では各机に嘔吐袋が準備されているほどです。

保護者待機室ではときには保護者の呼び出しがかかることもあり、不安をかかえながら4時間の試験時間を待つ親にとってもかなりの精神的負担となりました。

中学受験の試験を受けている最中に気分を悪くする子供もいるのですね。 やり直しがきかない一発勝負。 「想像を絶する緊張感」を子供たちが感じていることが分かりました。

子供の緊張を少しでも和らげるために1月受験をうまく活用することが大切ですね。

 全然緊張しないというお子さんもいらっしゃいますし、わが娘のように緊張で震えて鉛筆が持てなくなるようなお子さんもいらっしゃいます。 おかげで1月は行った事もなければ、問題を見たこともない予定外の学校を、前日に出願することになりバッタバタでした。 ありとあらゆる可能性に対応した併願校のバリエーションを準備しておくべきだったと後悔しました

実際に受験されていかがでしたか。 1月受験は試験慣れや子供の精神安定剤的な役割を果たしましたか

我が家にとっては、過去問すらやらなかった1月校は「お守り」にもならず…。「模試」を一つ多く受けた、という感覚でしょうか。  入試傾向・受験者層(我が家は女子校狙い・1月校は共学)、受験者規模も志望校とは全く違うので、 練習にもならなかったなと感じています。(子供も同意見です)  この経験を踏まえてもし今年この状況下で、合格しても通えない1月校受験するかと問われたなら、 受験しない選択をするかもしれません。

中学入試日が近づくにつれて親子ともに緊張感は高まりますね。 「うちの子は本番に強いから大丈夫」と油断するのは危険です。

1月受験校の情報も早めに入手して準備しておくことが必要ですね。 受験校は子供の志望校の入試傾向や受験者層により近い学校を探すことが重要だと分かります。

合格へのカギ!併願校は周到な戦略で決める

1月受験校も候補に入れながら、併願校の選びかたについてお聞きしたいと思います。 実際にはどのような基準で併願校を決めたらよいのでしょうか。

いわゆる滑り止め校として確実に合格できる学校。 しかしあまりに難易度の低い学校だと本番の緊張感を伴う中での受験のトライアルにならない。 そこで持ち偏差値より若干下回る、おそらく合格できそうな学校。 そして、合格したら通学しても良いと思える本命に近い学校。 これら学校の中で本人の性格、実力等を踏まえ様々なシミュレーションのもと幾つかのパターンを用意しておくと良いと思います。

塾からも大切だと言われていたのは受験開始後はとにかく早いうちに「合格」を勝ち取っておくことでした。 女子は第一志望の入試が2月1日午前と一番最初に来てしまうことが残念ながら多いのですが、 第一志望校に不合格でも、早く「お守り校」の合格を持っていれば多少余裕が生まれそれ以降の第二、三志望校の入試によい影響があると思われます。 また、2月2日の午前に偏差値差のある二校に出願し、2月1日午後校の結果次第で受ける学校を決定する「ダブル出願」もできます。 ここら辺が、併願校の「戦略」になりますね。

2月1日午前に第一志望校、午後に合格確実校受験パターン

受験校に関しては、親としては第一志望校と偏差値なども似ていた千葉の女子校の受験も考えました。しかし、子供自身が「ここで失敗して2月の受験にダメージが出ること」をとても心配したので、東京で受験できる学校を選び受験しました。

受験者がとてつもなく多い学校で、大規模な模試を受けに行ったような感覚でした(緊張感としても模試と同様程度) 感染病などのリスクを考えるとストレスの多い受験でしたが、東京での受験を選んだのはよかったかなと思いました。

 

ちなみに我が家は2月1日の午前に第一志望・午後に「田園調布学園」の算数一科を受験しました。 こちらは「中学図鑑」で見つけて駆け込みで説明会に参加したところ 夫婦で「ここなら行かせたい!」と感じ、子供も「ここなら通いたい」と意見が一致。

また午前の第一志望校から実際に移動してみて、移動時間に問題のないことを確認し、受験を決定しました。

こちらの合格が1日夜に分かったことが、翌日午前の入試(午後に第一志望の合格がわかるまで)の大きなお守りになりました。 たとえ1日午前の第一志望校に合格していなくても、翌日以降の受験の大きな弾みになったのではないかと感じています。

毎日通うことができる中学校までの通学時間や乗換回数

志望校までの通学時間や乗換回数も学校選びでは気になる点です。 女の子はできるかぎり自宅の近くに行かせたい。 災害などが起きても徒歩で帰宅が可能な距離を基準にされているご家庭もあります。 一方で、体力がある男の子は遠方の中学校に通学することがさほど負担にならないようです。

実際にはどの程度の通学時間が許容範囲なのでしょうか

最寄り駅までバス乗る必要があり、都心に出るのには1時間以上かかる地域に在住しています。 だいたい1時間半を上限に志望校・併願校を設定しました。 乗り換えが一番多い受験校(第二志望校)で3回・こちらは1時間半強かかってしまいます。 その学校に通う先輩からは 「通学には次第に慣れてくるので、まったく問題ないよ!」と言われていたそうなので、あまり不安に思わずに済みました。

中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた33

併願校選びのポイント

1.入試傾向、受験者層(男子校・女子校・共学校)、受験者数が第一志望校と似ている学校を選ぶ 2.併願校の偏差値は子供と相談してから決める   ・合格確実校   ・志望校の偏差値より若干低めの学校 3.12月、1月入試のほか2月入試校も加えて、「行っても良いな」と思える中学校の情報をより多く入手しておく 4.身近で実際に通学している先輩の話を参考に許容できる通学時間を考えておく。

先輩が選んだ併願校を「合格ロードマップ」で参考に!!

併願校選びのポイントが分かってきたところで 、実際に先輩方がどんな併願校を選び受験したのか気になりませんか。 「中学図鑑」では先輩たちが選んだ志望校・併願校が分かるコンテンツ「合格ロードマップ」があります。早速見ていきましょう。

中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた39

猫猫さんの受験結果、偏差値推移が分かる「合格ロードマップ」はこちら https://eduzukan.jp/jhs/246/article/9220

中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた41

きょらさんの受験結果、偏差値推移が分かる「合格ロードマップ」はこちら https://eduzukan.jp/jhs/174/article/9230

中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた43

Keiさんの受験結果、偏差値推移が分かる「合格ロードマップ」はこちら https://eduzukan.jp/jhs/421/article/9227

中学受験Q&A 志望校・併願校の選びかた45

らっしゅさんの受験結果、偏差値推移が分かる「合格ロードマップ」はこちらhttps://eduzukan.jp/jhs/212/article/9233

いかがですか。 1月受験や午前・午後受験をうまく活用しながら、第一志望校受験に臨まれた経緯が分かりますね。

「合格ロードマップ」では、先輩たちが受験した併願校のほか、役に立った参考書、勉強方法、先輩からの受験生の皆さんへメッセージを読むことができます。

中学受験を制するための情報収集ができるサイト「中学図鑑」

今回、先輩お母さんお二人のお話を聞いている間に頭に浮かんできたのは「軍師」。 戦国時代、仕える主君の性格を熟知し、あらゆる情報を収集し知恵と周到な戦略で必ず勝利をもたらす策士。

社会経験の少ない子供は「受験」=「合格」だと思っています。 何年間も懸命に頑張ってきた子供の汗と涙を無駄にしないために、保護者がしっかりと戦略を立て志望校・併願校選びを行うことが重要だと身に染みて感じました。

  先輩お母さんがインタビューのなかで 『「中学図鑑」で2月1日午後入試の「田園調布学園」の算数一科の入試情報を見つけました』と語っていました。

首都圏の私立中学校数は約180校あります。 志望校・併願校選びは偏差値にとらわれず様々な中学校の情報を収集し、そのなかで「行っても良いな」と思える中学校を多く見つけることが成功のカギになります。

「中学図鑑」では気になる中学校を検索できる便利ツールがあります。 ぜひ、「中学図鑑」を志望校・併願校選びに活用してみてください。

「中学図鑑」には気になる条件から中学校を検索できるページがあります

◆併願校候補から中学校を調べたいかたはこちらをクリック https://eduzukan.jp/jhs/contents/heigan ◆路線・最寄り駅・偏差値から中学校を調べたいかたはこちらをクリック https://eduzukan.jp/jhs/search/schools ◆大学合格実績から中学校を調べたいかたはこちらをクリック https://eduzukan.jp/jhs/contents/daigaku

インタビューの最後に語ってくれた先輩お母さんの言葉です。

「志望校・併願校選びで本当に大切なことは、我が子がこの学校に通い幸せな中学生活を送っている姿が思い描けるかどうかです」

いかがでしたか。 中学図鑑では皆さんからの受験に関するお悩み、先輩お母さんへの質問などをお待ちしています。

下記グレーボックスにコメントをご記入のうえ『新規にコメントを投稿』ボタンを押してください。

限定公開の制服がすべて見られる!
新規無料会員登録する
コメント

コメント欄をみんなで楽しく利用できるよう、以下の注意事項をお守り下さい。

(1)公序良俗、法令違反行為を目的とした利用

(2)犯罪的行為にむすびつく利用

(3)他者の著作権、財産、プライバシーを侵害しないこと

(4)他者を誹謗、中傷しないこと

(5)営利目的の商業行為

教育図鑑コメントポリシー

関連記事
編集部

ようやく涼しくなってきましたね。今年2月に中学受験が終了した我が家の娘は、早速10月1日から冬服での登校を開始しました。4月の入学式に一度冬服で登校し、長いリモート授業期間を経て分散登校が始まった6月

編集部

公立高校の受験日まで残りおよそ1ヶ月になりました。 「"高校受験なんて、なんとかなる”とでも思っているのかしら……」と勘違いするほど余裕に見えていた子供たちも、この時期になると揃って不安に襲われ、

編集部

今年私立高校を受験する受験生のいるご家庭は、この時期、出願の手続きに奔走していることでしょう。 多くの受験生は第一志望校・併願校ともにほぼ確定していると思いますが、受験校の募集要項を確認しながら、受験

編集部

昨今、長い中学受験生活を経て志望校に入学した中高一貫生の中にも、このような状況に陥り不登校になってしまう子ども多く、 「この学校に入学して良かったのか…」「学力的に子どもがクラスメイトに追いついていけ

閉じる

会員になりますと引き続きご利用いただけます(すべて無料)

登録は簡単!メールアドレスとニックネーム、お住まい地域の郵便番号、現在の職業(学年)の登録のみ!

登録
登録
pdf
資料
question mark
質問
ブックマーク