算数の授業で、線分図を教える回がある。 2月の授業では、4年生も5年生も、共に線分図だった。 もちろん内容とレベルは違うのだが、どちらの学年にも共通して言えるのは、 線分図を丁寧に書けるかどうかが、解けるかどうかのカギになるということである。 字もきれいであるに越したことはないが、 字のきれいさよりも丁寧に書こうとしたかどうかが重要である。
例えば『太郎君の持っていたお金が1200円で…』と書かれていた時に、 線分図のどこからどこまでが1200円なのかを、 誰が見てもわかるように書いているかどうか。 「自分さえわかっていればいい!」とばかりに、きたない図を書いている人は、 結構な頻度で、自分の書いた図や数字を読み取れなくて間違えている。
図を丁寧に書かない人の多くが、わざときたなく書いているわけではないと思うが、 一方で、丁寧に書こうという意識も持っていないと思う。
しかし、最初が肝心。 答えが合っていても、線分図が丁寧でないという理由だけで○をしないこともある。 この口うるさい時期に、意識しなくても丁寧な線分図が書けるように クセをつけて欲しい。
話が飛ぶが、音読をさせてみると 「て・に・を・は」を正確に読めない子がたくさんいる。 僕が行くのか、僕は行くのか。 たいした違いがないように思うのかもしれないが、 この助詞の読み間違いや読み飛ばしのクセも、 実は音読をした初期段階で「て・に・を・は」をおろそかにしてきたせいだ という興味深い文章を読んだ。
1つひとつの言葉を大切にしない環境では、国語力は身につかない。 大体読めているからまぁいいやと、その音読の間違いを見過ごした結果が、 今の国語力に繋がっているのだとすれば、当の子どもだけでなく、 周りの大人の責任もあるように思う。
話を戻すが、最初が肝心。 最初にキッチリやっておけば、後で煩わしいことはない。 丁寧な線分図を意識して書いて欲しいと思う。
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