数学の教え方のコツを徹底解説! 数学の苦手な子への教え方、数式・関数・図形の教え方紹介

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生徒に勉強を教えるとき、「どのように教えればいいのかわからなくて不安」「特に数学を上手く教える方法やコツがあれば知りたい」という人もいるのではないでしょうか。この記事では、数学を教える際のコツや苦手意識のある子に有効な対処法などを解説します。また、数式・関数などの単元別の教え方も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

数学の教え方のコツを徹底解説! 数学の苦手な子への教え方、数式・関数・図形の教え方紹介1

《目次》

1.数学の教え方のコツ 2.数学の教え方のコツ数学が苦手になる理由 3.数学の苦手な生徒への教え方のポイント 4.数式の教え方のコツ 5.関数の教え方のコツ 6.図形の教え方のコツ まとめ

1.数学の教え方のコツ

数学の問題の解き方を教える場合、理解しやすくするためのコツがあります。以下では、数学を教える際のコツを解説します。

問題の解き方のみを教える

数学の理論から教えるのではなく、問題の解き方から覚えさせることが重要です。解き方がわからないうちに理論を説明すると、数学に対して苦手意識を植えつけてしまう可能性があります。まずは問題の解き方を教えることに専念し、問題を解く喜びを実感させるように努めましょう。理論を教える必要がある場合は、解き方を十分に理解してからでも遅くありません。

同じ系統の問題を繰り返し解かせる

数学の解き方を身につけさせるためには、似たような問題を繰り返し解くことが必須です。基礎的な問題が身につかないうちに応用問題に移っても、基礎を十分に理解できていないと問題が解けないため、生徒に数学は難しいと感じさせてしまいます。基本問題を完全に理解して解き方が身につくまでは、応用問題には手をつけないようにしましょう。

問題を解く途中経過を記述させる

問題を解く際は、どのように計算するのか途中経過を書かせることが重要です。回答が誤っている場合は、途中経過を見ればどこで間違えてしまったのかがわかります。数学のテストでは回答ができなくても、答えを導く途中までの記述が正しければ加点されるケースも珍しくありません。数学の問題を解く場合は、わかるところまで記述する習慣をつけさせましょう。

公式が使えるように指導する

公式を暗記させるだけでは不十分なため、使い方と合わせて覚えさせる必要があります。数学の問題の解き方は複数のパターンがあり、公式を暗記するだけでは正しい回答を導き出せません。公式の使い方や解き方のパターンがあることを理解させることが大切です。最終的には、何も見なくても問題ごとに公式を使い分けられるように指導しましょう。

基礎が十分理解できてから応用問題を解かせる

公式の使い方や解き方などの基礎を理解していない段階で、応用問題を解かせないようにしましょう。応用問題の解き方がわからず、数学を嫌いになってしまう可能性があります。数学の問題は基礎から始め、自分の力で問題を解ける自信を持たせてから、徐々に難易度の高い問題に手をつけることが重要です。

2.数学の教え方のコツ 数学が苦手になる理由

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算数から難易度の高い数学に変わり、数学が苦手になる子も少なくありません。以下では、数学に苦手意識を持つ理由を解説します。

解き方が理解できていない

解き方がわからないと、文字式や図形などの複数の解き方に苦手意識を持ってしまう場合があります。また、問題を解く際の途中経過の重要性を理解していないことが、数学嫌いにつながるケースも少なくありません。また、ある特定の問題の解き方を理解しても、似たような問題で数字が変わると混乱してしまうパターンも想定されます。

わからないまま放置している部分がある

小学校で学んだ算数の中でつまずいてしまった部分があると、数学を習っても理解できないために苦手になる子も多いです。中学・高校と学年が上がるにつれて数学の難易度も高くなることから、わからない部分を放置したままになり、授業で置いてきぼりになる可能性があります。

勉強する理由がわからない

算数はともかく、数学を学ぶのは試験や入試のためで、社会で何の役に立つのかを実感できないと感じている子もいます。数学の問題を解く際の考え方や頭の使い方は、実社会で役に立つことを合わせて指導する必要があります。

3.数学の苦手な生徒への教え方のポイント

「数学がわからない」という生徒にはどのように教えるとよいのでしょうか。数学に苦手意識を持つ生徒に教える際のポイントを以下で解説します。

数学のどの部分が苦手であるかを確認する

まずは数学を教える前に、生徒の苦手分野を確認しておきましょう。具体的には、算数でつまずいてしまったのはどこか、計算間違いが多いために苦手意識を持ったのか、複雑な数学用語が理解できなくて苦手になったのかなどが挙げられます。

「わからないところある?」とざっくりストレートに質問すると、「わからないと言うのが恥ずかしい」などと生徒のプライドを傷つけてしまいかねません。また、「とにかく全部」「どこがわからないのかもわからない」といったケースもあります。苦手な生徒の気持ちに寄り添いながら、つまずいている理由を根気強く確認し、把握していくことが重要です。

苦手分野を克服することから始める

算数に苦手意識がある生徒に数学を教える場合は、算数の苦手分野から教えることが大切です。計算ミスが多い生徒には、四則演算・分数・小数点などの計算方法を正しく理解できているか復習する必要があります。数学用語に苦手意識がある生徒には、数学用語の解説と同時進行で数学の勉強を行うようにしましょう。

基本的な問題の解答方法を身につけさせる

数学が苦手な生徒の中には、思考力だけで問題を解こうと考える子も珍しくありません。数学の問題を解くうえで重要なのは、解き方のパターンを覚えさせることです。基本問題を繰り返し解くことが、解き方を身につけさせる有効な手段です。基本問題が解けるようになったら応用問題を出題しましょう。また、問題が解けたときにほめることで、数学を解く楽しさを教えられます。

4.数式の教え方のコツ

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数学の中でも、数式を苦手に感じる生徒も少なくありません。例えば、負の数や文字を含む式、方程式など、小学生の算数の問題と異なる内容を学ぶため、別の教科のように考える生徒もいます。算数から数学になった途端に、難易度が上がったと感じやすい傾向にあります。特に、数式は数学に苦手意識を持つきっかけとなりやすいです。

基本的なルールを覚えさせる

数式を教える際は、まず四則演算を理解できているかを確認しましょう。一般的に、数式が苦手な子は基本ルールが身についていないケースがほとんどです。十分に理解できていない場合は、四則演算の復習から始める必要があります。例えば、カッコの外し方や「(+)と(-)」の扱い方、文字式にある文字の意味、計算する順番などを復習しましょう。

文章問題から文字式を作る練習をさせる

文字式に苦手意識がある子に多いのが、文章問題の読み取りが不得意なケースが多いです。XやYなどの文字はわからない数値に置き換える、左右の式は=で結ばれており、どちらも等しいことの意味を徹底的に覚えさせるようにしましょう。また、文章問題の読み取り方や文字式の作り方を教えたうえで、基本問題を繰り返し解かせて覚えさせることが大切です。

5.関数の教え方のコツ

算数では関数を解く際に出てくる文字はxとyだけでしたが、数学ではaやbなどの文字が加わるため、問題がより複雑に感じやすいです。また、関数のグラフ描画や応用問題、二次関数などの難易度の高い学習も始まることから、関数に苦手意識を持つ子も少なくありません。基礎となる算数の関数を十分に理解できているか確認したうえで、数学の関数を教えるようにしましょう。

関数とは何かをまず教える

関数を教える際は、まず関数の意味を理解させることが大切です。「y=ax+b」などの文字式にはどのような意味があるのかを教えましょう。身のまわりの事例を用いて説明すると、生徒の理解度が高まります。例えば、算数の文章問題にあるような商品の値段・個数や、自転車で移動した距離・時間などに置き換えて出題するのもひとつの方法です。

座標の意味とグラフ描画のポイントを教える

一次関数や二次関数を教える際は基本ルールとして、xとyが表す数値が重なる点をつなぐとグラフになると理解させましょう。また、合わせてX軸とY軸・切片・傾きの意味も解説しておくことで、グラフが何を示すのかを理解できるようになります。グラフの描画を教える場合は、基本的なグラフを繰り返し描かせるようにしましょう。

6.図形の教え方のコツ

数学では、証明問題の勉強が始まり、苦手意識を持ってしまう子も多いです。数式による解き方とは異なり、文章で説明しなければならない難しさがあります。また、二次元から三次元の図形面積の計算にも対応しなければなりません。以下では、平面図形と空間図形の問題の解き方を教える際のコツを解説します。

平面図形の教え方

平面図形の問題の解き方を教えるコツは、図形問題のパターンと解き方を覚えさせることです。図形問題にはひらめきなどの思考力が必要だと考えられがちですが、基本の解き方を身につけたうえで思考力を鍛えるのが正しい手順です。まずは、平面図形の問題に出てくる用語と解法を解説し、図形の書き方や問題の解き方を教え、繰り返し書かせるようにしましょう。

空間図形の教え方

空間図形は中学1年生の数学で学習するのが一般的です。空間図形の問題でつまずき、数学が苦手になる子も珍しくありません。空間図形への苦手意識は空間認識の得意・不得意で変わるため、苦手に感じる子には立体図から慣れさせる必要があります。具体的な教え方は、まず立体図や展開図を書かせ、立体図に慣れてから基本問題を繰り返し解かせて身につけさせましょう。

まとめ

数学を教える際は生徒の苦手分野を克服し、基本問題を繰り返し解かせて出題パターンや解き方を覚えさせましょう。数学は、算数に比べて新しい用語や複雑な文字式、関数などの勉強が始まるため、苦手に感じる子も多いです。そのため、数学の問題を解く楽しさを教えながら学習を進めることが大切です。

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