塾講師の髪色はアッシュでも大丈夫？　髪色の目安と髪色以外のNG項目を解説

塾講師の仕事は、髪色がアッシュでも働けるのでしょうか。塾講師の髪色の規定は塾によって異なり、落ち着いた色合いならアッシュを許容している塾もあります。塾講師や家庭教師のアルバイトを探している学生に向けて、髪色の目安や髪色以外の決まりについて解説します。

《目次》 1．塾講師の髪色の目安は塾によって異なる 2．塾講師の髪色はアッシュでも大丈夫？ 3．塾講師は派手な髪色がNGになる理由 4．塾講師にふさわしくない髪型や身だしなみ 5．塾講師の髪色が自由な塾の一例 6．茶髪でも働けるアルバイト一例 まとめ

塾講師の髪色がどこまで許容されているかは、塾により違いがあります。

アルバイトの募集要項や面接で「髪染め不可・黒髪のみ」と書かれていたら、色味にかかわらず髪染め自体が禁止されていることが大半です。インナーカラーなど見えない部分の髪染めも禁止です。面談のときに髪を染めている場合は、黒色に染め直すようにいわれる可能性もあります。

髪染めを禁止している塾の場合、服装にもスーツやネクタイ着用など細かい規定があるところがほとんどです。

「髪染めは落ち着いた茶色まで可」と書かれている場合は、ほんのり明るいダークブラウンの色合いまでは髪染めが可能です。カラーチャートは、黒髪に近いトーン4から、「少し髪を染めたかな？」と感じるトーン8くらいの色合いまでなら髪染めが可能です。塾によって異なりますが、服装は、私服とスーツどちらの場合もあります。

「明るい髪色まで髪染め可」と書かれていたら、髪を染めているとわかる、ほんのり明るい髪色までの髪染めが可能です。カラーチャートは、トーン9～13あたりまでが基準です。明るい髪色は許容範囲ですが、金髪は禁止されています。服装は指定されておらず、スーツも私服もどちらも選択可能です。

塾によっては、募集要項に髪色についての記載がないところもあります。明確な記載がないからといって、金髪や原色カラーなどどんなものでも許可されているわけではありません。細かい基準が書かれていなくても、一般的にはトーン6～7くらいが目安と考えましょう。また、男女で許可されている髪色が異なる場合もあります。

塾講師でアッシュに髪染めをするなら、明るすぎない茶色トーン7くらいまでが基準です。アッシュでも、落ち着いた色合いなら問題ないこともあります。アッシュ系の中でも暗いトーンを選べば、柔らかな印象を与えられるでしょう。

トーン6のダークアッシュやトーン7のグレイアッシュ、アッシュブルージュなどは、暗めながら光があたると透明感が増します。地毛のような自然な仕上がりになるため、髪色に厳しい職場の人も取り入れやすいアッシュです。

塾講師が、金髪などの派手な髪色を禁止されている理由を解説します。

塾講師の仕事は、生徒に勉強を教えるだけではありません。保護者対応を任されることもあり、生徒だけでなく、保護者からの信頼を得ることも塾講師の大切な仕事のひとつです。見た目の印象が悪いと保護者の信頼は得られません。派手な髪色は保護者からの印象が悪いため、禁止されています。

正社員・アルバイトを問わず、塾講師は生徒に教える立場の仕事です。先生としての服装や髪型が求められます。中高生向けの塾講師は、生徒と年齢が近いので、心を開きやすい一方で、カジュアルになりすぎると生徒からの信頼を失いかねません。

塾講師は生徒の模範となることが求められています。そのため、髪型や髪色にも細かい規定が決められています。

塾講師で規定があるのは、髪色だけではありません。髪型や身だしなみについても解説します。

塾講師は、派手なパーマや華美な髪型は禁じられています。前述のように、塾講師はアルバイトであっても保護者対応があったり、生徒の模範となることが求められたりするためです。また、伸ばしっぱなしで不潔な印象を与える長髪や、寝ぐせでボサボサ、フケがある状態などのだらしない髪型も塾講師にふさわしくありません。清潔な髪型を心がけましょう。

塾講師は、髪型や髪色以外に身だしなみにも清潔感が求められます。シワシワの服や汚れてる服を着用していると、講師としての立場だけでなく保護者からの信頼も無くしてしまいます。長髪以外に男性のヒゲも、不衛生な印象を与えるため禁止されているところがほとんどです。女性は、派手なネイルアートを施した華美な爪は禁止されています。

全国展開している塾の中で、髪色が自由な塾の一例を紹介します。

「個別指導学院ヒーローズ」は、全国で250教室以上を展開している個別指導塾です。小学生・中学生・高校生を受け持つほか、大学生講師の指導をおこなうこともあります。髪型だけでなく、服装も自由です。落ち着いた茶色だけでなく、カラートーン9～13の明るい茶髪でも働けます。

「スクールIE」は、株式会社やる気スイッチグループが運営している全国展開の個別指導塾です。小学生・中学生・高校生に個別指導をおこないます。スクールIEでは、髪色の規定は各教室により異なります。面談を受ける前に、髪色がどの程度まで許容されるのかを確認しておきましょう。

「栄光ゼミナール」は、首都圏を中心に約250教室を展開している集団指導塾です。対象は、小学生・中学生・高校生です。髪色は、ダークブラウンまで可ですが、教室ではスーツ着用が必須条件です。髪染めをするなら、服装とのバランスを考える必要があります。行き過ぎた長髪は禁止されていますが、髪型はある程度融通が利きます。

「ナビ個別指導学院」は、全国で600教室以上を展開する塾です。小学生・中学生・高校生を対象に1対2で指導をおこなっています。アルバイトの髪色は、落ち着いた茶色か黒色が基準です。一目で茶色とわかる明るすぎる茶髪でなければ、常識の範囲で髪染めが可能です。身だしなみとして、女性のネイル、男性のヒゲは禁止されています。

塾講師以外に、茶髪でも働けるアルバイトとして代表的な職種を紹介します。

家庭教師は金髪や男性の長髪、奇抜すぎる髪色や髪型でなければ問題ない場合がほとんどです。塾講師と同様、教育業のため、保護者や生徒からのイメージが大切です。とはいえ、私服で勤務可能な家庭教師は、髪色についても塾講師よりも融通が利きます。頭髪の基準は登録先によって異なります。事前に、どこまでの髪染めが可能かを確認しておきましょう。

アパレルや雑貨販売のアルバイトは、自由な髪色で働ける職種です。全国展開しているアパレルショップでは、染めているのがわかる明るすぎる髪色は禁止される場合や、百貨店に入っているアパレルブランドでは、百貨店の規定でトーン7までと決められている場合もあります。ブランドのイメージをそこなわない清潔感のある髪色や髪型が求められます。

全国展開している大手企業でも自由な髪色や髪型で働けるのが、居酒屋のアルバイトです。しかし、食品を扱う業種のため、清潔感のある髪色や髪型が求められます。何日も洗っていない、ジェルやワックスのつけ過ぎなど、周囲に不快感を与える髪型は避けましょう。だらしない長髪やピアス、華美なネイルアートなども異物混入のリスクがある点から禁止されています。

カラオケやゲームセンター、パチンコなどのアミューズメント系の業種も髪色や髪型が自由なことが多いアルバイトのひとつです。全国展開している大手アミューズメント企業は、髪色や髪型などが細かく規定されている場合があります。接客業であるため清潔感も重視されます。

直接人と接することがほとんどないコールセンターやテレアポなどは、髪色や髪型が自由なアルバイトのひとつです。企業や役所などに出向いて仕事をする形のコールセンターは、髪色や髪型が決められている場合があります。

塾講師の髪色の規定は塾によって異なり、落ち着いたアッシュを許可する塾があります。全国展開している塾は、髪色の規定が厳しい傾向にあるため、自由な髪色で働きたい学生には不向きです。また、塾講師以外のアルバイトでも、雇い主が企業の場合は派手な髪色は禁止されています。

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